平成最後の水無月

Pocket

 天皇陛下の退位が来年の四月末日に決まったので、先月は平成最後の五月でしたし、今月は平成最後の六月です。旧暦で六月は水無月ですが、梅雨のこの季節に水が無い月が来るのは不思議なめぐりあわせです。なぜ六月が水無月と呼ばれるかについてはいくつかの説があるようで、二つに共通しているのは旧暦は新暦よりも一か月ずれるため七月の上旬位をさしていた。そして、ここで解釈が分かれるのだが、一つは水無月の「無」を「~の」の意味でとるものである。そうすると、水無月は水の月となり、こちらは田んぼに水を引く月という説である。もう一つは単純に七月上旬は梅雨が明けて暑くなり始めるから水の無い月という説である。こうも解釈が真逆に分かれるとは面白いものである。

 閑話休題

 さて、平成最後の六月にはサッカーの一大イベントワールドカップがある。ぶっちゃけ、クラブサッカーのほうがレベルは高いとは思うのでそこまでテンションは上がらないのだが、国の威信をかけた戦いというのもそれはそれで面白いものだと思う。やはり、共通の言葉や民族としての歴史は人々を根底で結びつける部分はあると思うし、それをわかりやすくぶつけられる瞬間になっているのかなと思います。ワールドカップに限らずオリンピックなんかも同じ理由で盛り上がるのでしょう。
 しかしながら、ほかの出場国が盛り上がりを見せる中で日本の盛り上がりはいまいちな気がします。学校教育的に愛国心とかをあまり煽らない国なので不思議ではないのですが、前回大会の渋谷での騒ぎを見ていると異様に静かな気がします。おそらく、直前での協会のごたごたが影響しているのでしょうか。正直、協会のガバナンスが甘いアフリカ諸国ではありうる話ですが日本でも起きるのですね。驚きました。推論でしかありませんが前監督の選手起用がスポンサーを怒らせただとか選手が協会に働かきかけただとかいろいろ言われていますが、そんな下らないごたごたを見せられて応援する気にならない人がいてもおかしくはないでしょう。
 日本ではスポーツというものがいまいち文化として根付いていないというか一段下に見られている気がしてなりません。大学までは完全に教育の一環としての側面が重視されており収益化などは度外視です。同じようなノリで社会人やプロでもスポーツをとらえるものだから儲けるという考えが浮かばないのかなと思うようになってきました。悪いことを考えている人たちや偶然偉くなった人たちが真面目に楽しんでプレーしている選手やそれをサポートしている人々を搾取しているように思えてなりません。日大の件に関しても悪い大人が学生を利用していたようにしか思えないです。
 日本で本当にスポーツ文化を根付かせるには本当に偉い人がエンターテインメントとしてのスポーツを理解するか、国民一人一人が教育としてではなくエンターテインメントとしてのスポーツを理解するかどちらかしかないと感じています。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です